みんなの家庭菜園

[5]キュウリ 真っすぐ作るには、株の勢い強めに

2014年05月01日 掲載
 キュウリは順調な生育をしている時は、真っすぐな果実となりますが、もともと曲がりやすい性質を持っています。果実には、維管束(養分や水分の通り道)が10本ありますが、維管束が通る心室が三つであることから、心室に均等に配置されていません。このため、養水分が不足すると、肥大のバランスが崩れ、曲がり果が多く発生するようになります。真っすぐできれいな果実がたくさん収穫できるように、次のことに注意して栽培しましょう。

 まず、定植直後から株の勢いを強めに保つことを心掛けましょう。株がまだ小さい時に果実を付けると、負担が大きく株が弱ってしまうため、本葉5、6節までに発生する側枝(子づる)や雌花は早めに取り除きます。

 家庭菜園では、中、上位節の側枝の発生が少ない場合があるため、本葉6、7節の側枝を1本伸ばし、2本仕立てにします。各節から発生する子づるは1節摘心を基本とし、孫づるは放任とします。収穫が始まったら、週1回を目安に追肥を行います。追肥は一度に多く与えずに、少量ずつ与えます。

 キュウリの根は地表の浅い所に張ることから、過湿や過乾燥に弱いので、排水対策をしっかり行うとともに、乾燥に備えマルチを設置することも大切です。

 収穫が遅れると、大きくなった果実に栄養を奪われ、株が急速に弱ってしまいます。しばらく収穫しない場合は、小さいうちに早く収穫して、株の勢いを維持するように心掛けましょう。

(県農業技術環境課・斎藤謙二)
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