みんなの家庭菜園

[4]ナス 連作障害に注意、追肥が収穫量左右

2015年04月23日 掲載
 ナスは、トマトやジャガイモなどのナス科に属する野菜類の後に植えると、連作障害が発生します。そのため、畑を選ぶ際には、前にナス科の野菜を栽培していないか、十分に注意してください。

 また、ナスは寒さと乾燥には非常に弱い作物です。定植後のスムーズな生育を促すには、ポリフィルムのマルチを張り、地温を上げてやります。マルチは遅くとも梅雨期前の6月下旬には、稲わらや枯れ草などの資材に変えることにより、梅雨明け後の地温上昇にスムーズに対処することができるようになります。

 整枝方法は、最初に咲く一番花の頂芽とその直下の二つの脇芽を側枝として伸ばし、その下の脇芽を全て摘み取り、3本仕立てとします。その後の整枝は放任でも問題ありませんが、株の内部まで光が十分に入るように、内部の枝や勢いの弱い枝は適宜、間引き、また老化した葉も摘みます。

 ナスは、肥料や水を多く必要とする作物で、追肥のやり方が収穫量を左右します。一番初めの果実がなり始めたころから、2週間に1回を目安に、株間に窒素やカリウムを多く含む即効性の肥料を施します。

 ナスには、生育が良く収穫が多い時期と、生育が弱くなり収穫が少なくなる時期を繰り返す性質があり、栽培期間中に3~4回の周期を繰り返します。この現象を着果周期と言いますが、ナスは果菜類の中でも、これが強く現れます。着果負担増大による「なり疲れ」と肥料不足が原因で、収穫量が少なくなる時期が長くなります。多くの家庭菜園では、梅雨明け後の高温と干ばつが引き金になり、お盆ごろには、極端に生育不良となる事例が見受けられます。このため、イラストを参考に、側枝や花をよく観察して栄養状態を把握し、遅れずに追肥することが大切です。

 栄養状態は、花の形で簡単に把握できます。イラストのように、長花柱花が多い場合は健全な生育ですが、短花柱花が多くなってきた場合は、肥料が不足しているので、追肥の量を増やしましょう。

(県農林水産部農業技術環境課・斎藤謙二)

【マルチ】保温や雑草防除のため畑に敷く農業用フィルム。
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