みんなの家庭菜園

[5]カボチャ 収穫時期で品種選び整枝が大切

2015年04月30日 掲載
 
 
 カボチャには、早生(わせ)種、晩生(おくて)種があるので、目標とする時期に収穫できるように品種を選ぶことが重要です。冬に食べる「冬至カボチャ」は晩生系の品種を用い、6月中旬に苗を植え7月下旬前後に着果させます。この時期は、昨年の果実からこぼれた種子が、自然に発芽するカボチャ(土手カボチャ)の生育時期に当たります。果実の肥大期に当たる8月の昼夜の気温差が大きい山間部などでは、ホクホク感があり、おいしいカボチャの収穫が期待できます。

 カボチャは湿害にとても弱い野菜なので、排水の良好な畑を準備し、周囲に溝を掘って、排水路とします。地温の確保と雑草対策のため、うねには黒マルチを張ります。カボチャは霜害も受けやすいので、降霜の心配が少なくなる5月上・中旬以降を目安に苗を植えます。植えた苗は風で飛ばされたり、また株が回転しないように、割り箸などで挟んで固定すると良いでしょう。

 おいしいカボチャを収穫するには、整枝が必要です。定植後2週間ごろに親づるを4節で摘芯し、勢いのある子づる2本を残し、残りの子づるは取り除きます。この整枝法は「子づる2本仕立て」といい、カボチャ以外のウリ科野菜でも使える基本的な整枝法なので、覚えておくと応用することができます。着果数は1株当たり3個を目標とします。着果位置は、子づるの7~8節より上の節に着く2番目、3番目、4番目の雌花を目標とします。このため、2本の子づるに発生する7節程度までの孫づると1番目の雌花を除去します。

 また、4番目の雌花の所まで孫づるを取り除き、果実との養分競合を防ぎます。4番目の雌花より上の節から出る孫づるは放任します。2番目の雌花が肥大し始めるころに草勢が低下してきた場合は、つる先に追肥し、土を軽く耕します。一般にカボチャは、雄花が先に開花し、遅れて雌花が開花する特性があり、受粉できない場合があります。そのため、早い植え付けの場合は、複数の品種を植えるのがこつです。収穫は、果梗がコルク化してくる着果後40日前後を目安として行います。収穫後、陰干しし、果実表面を乾燥させると、その後の保存性が良くなるので、「冬至カボチャ」の場合は、しっかり乾燥させましょう。

(県村山総合支庁農業技術普及課・中西政則)

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