みんなの家庭菜園

[10]サツマイモ 窒素肥料の入れ過ぎに注意

2015年06月11日 掲載
 サツマイモ栽培には、軟らかく、排水の良い畑が適しています。他の品目よりも完熟堆肥やくん炭などの有機物を多く入れることが大切です。

 サツマイモは、窒素肥料を入れ過ぎるとつるのみが生育し、イモが十分に肥大しない「つるぼけ」が発生します。「つるぼけ」の原因は、(1)生育前半に曇雨天が続くこと(2)畑の排水が悪いこと(3)前作の肥料分が多く残っていること―などが原因となります。このため、栽培するときは、排水の良い畑を選ぶとともに、肥料は1平方メートル当たり窒素成分5グラムを目安とし、前作で肥料を多く入れた圃場では少なめにするなど、状況に合わせて加減します。なお、芋の肥大にはカリウムが重要ですので、ケイ酸カリなどのカリウム肥料を入れると収量アップが期待できます。

 うねは幅50センチ、高さ20センチを目安に、高うね栽培とし、フィルムマルチで被覆します。通路幅は50センチ程度を目安とします。なお、マルチを張っていないところまでつるが伸びて土に触れると、節から発根し、イモへ送られる養分が分散されてしまうので、通路もマルチで被覆すると肥大が良くなります。株間30センチで、深さ10~15センチの溝を掘り、図のように葉が5、6枚付いた苗を斜めに差し込んで植えます。縦植えや深植えはイモの数が減るだけでなく、500グラムを超える巨大なイモが多くなり、食味も劣るので注意しましょう。

 収穫は9月上旬以降、天気の良い日が続いて、土が乾いているときに行います。収穫してから2、3週間おくと、甘味が増しておいしく食べられます。品種は収量が多い「ベニアズマ」や「ベニハルカ」が一般的ですが、県園芸試験場(寒河江市)で調査したところ、「あいこまち」や「クイックスイート」はイモのそろいが良く、食味が良好であることが分かりました。ただ、市販されたばかりでまだ販売量は少ないです。苗購入の際は近くの種苗店に問い合わせてください。

(県農業総合研究センター園芸試験場・岡部和広)

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