みんなの家庭菜園

[11]オクラ 暑さに強い長く収穫楽しめる

2015年06月18日 掲載
 オクラは、ムチンという粘り成分を多く含み、山形の夏を代表する郷土料理「だし」で手軽に食べられる人気の野菜です。栽培管理は、比較的容易で、家庭菜園では取り組みやすい品目ですが、高温性の野菜で、暑さに強く水分を好む一方、低温に弱いため、10度以下の気温では生育が止まってしまいます。このため、は種や苗の定植は、地温が15度以上となる時期に行うとよいでしょう。

 土壌の温度と湿度を保つため、緑色または黒色のフィルムマルチで被覆すると生育促進効果が期待できます。オクラは、基肥の量が多すぎると、茎葉だけが大きくなり、落花しやすく、収穫量が減ってしまいます。このため、基肥は少なめにし、追肥をこまめに施すようにします。市販の苗の定植は、根鉢を崩さないよう、丁寧に行います。根鉢が壊れて、根が切れると株が弱り、その後の生育が悪くなるので注意しましょう。

 また、育苗せずに直接、種をまく場合、一つの穴当たり4、5粒をまき、本葉が2枚になったころに、2本から3本立ちに間引きます。1本立ちにすると、生育が旺盛になりすぎ、落花の増加につながります。果実は、収穫が遅れると硬くなります。開花後7、8日、長さが7~8センチの若さやが一番おいしいので、時期を逃さず収穫します。また、生育が進んでいくと、果実に小さい突起物が生じることがあります。これは生理障害で、イボ果と呼ばれ、日照不足や低温、土壌水分過多、肥料の過不足などが要因と考えられています。収穫後半は、肥料切れによってイボ果が発生しやすくなるので、追肥で防止します。

 葉は、収穫したさやの下2枚を残して、その下は摘葉し、採光と風通しを良くすることで、病害虫の発生を軽減することができます。生育が旺盛になり過ぎた場合は、収穫したさやの直下まで葉を摘み取りましょう。オクラは、上手に管理すると、収穫時期が長く、秋ごろまで収穫することができます。生育中期に株の下位から発生する側枝をうまく伸ばすと、ここからも収穫できるので、長期間収穫を楽しみましょう。

(県庄内総合支庁酒田農業技術普及課・小田節子)

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