みんなの家庭菜園

[13]ニガウリ 立体栽培が有効、管理や収穫作業も楽に

2015年07月02日 掲載
 ニガウリは、独特の苦味が特徴です。苦味はモモルデシンという成分で、胃の調子を良くしたり、食欲を増進したりする効果があります。ビタミンCも多く含まれ、加熱してもほとんど失われないため、暑い夏を乗り切るには、最適な野菜です。

 栽培が容易なため、グリーンカーテンとして使用する事例も多く見られるようになってきました。栽培面では、家庭菜園の上級者向けの活用法になりますが、日陰を好む野菜のための、生育を助け合う「コンパニオンプランツ(共栄植物)」として植栽することもできます。夏場の葉物野菜の日除け用の作物として活用するなど、創意工夫して栽培してみてはどうでしょうか。

 ニガウリは、キュウリやスイカと同じウリ科の野菜です。連作にならないように、前作にウリ科の作物が栽培されていないか十分に注意して栽培しましょう。摘心と整枝ですが、親づるには雌花が咲きにくいため5~6節で摘心し、子づるを3~4本伸ばします。この時、扇形に誘引すると、つるが混み合うのを軽減できます。つるがたくさん発生するため、キュウリ支柱とネットなどを用いて誘引する立体栽培を行うと、栽培管理や収穫等の作業が楽になります。

 地這(は)い栽培も可能ですが、降雨後に果実が傷みやすくなります。果実を早くならせると株が弱るため、定植から1カ月程度は摘果し、生育が進み、株の勢いが十分に確保してから、果実を成らせるようにします。追肥は、1番果の収穫開始時期から、株当たり10グラム程度の分量で、2週間に1回を目安に施します。肥料が多過ぎると茎葉が過繁茂になり、雌花が落花することがあります。株の勢いを見ながら、追肥の間隔で調整します。

 また、雌花や果実に日光が当たらないと、曲がり果や淡緑果が多くなるので、つるが混み合う部分は、適宜、つるを間引くようにしましょう。開花日から15~20日後の20センチくらいの果実が食べごろです。収穫適期を過ぎると黄色に変色し、風味が損なわれるので、遅れずに収穫しましょう。

(県立農業大学校・森和也)
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