みんなの家庭菜園

[16]ニンジン 土作りが肝心、乾燥防ぎ発芽そろえる

2015年07月23日 掲載
 良いニンジンに育てるための基本は、土作りです。裂根(れっこん)や岐根(きこん)の発生を防ぐため、堆肥などの有機物を使い、排水や通気、保水性の良い畑にしましょう。肥料は収穫時期まで効くように、表を参考に基肥、間引き後の追肥を行います。

 ニンジン栽培で最も重要なポイントは、初期の発芽揃(ぞろ)いです。ニンジンは種子が小さく、吸水力が弱いので、一斉に発芽させることが難しい性質があります。まず畑を均一に耕し、レーキや木板などで平らにします。排水が心配なところではやや高うねとします。種まき前に十分にかん水し、深さ5ミリ程度のまき溝を作って、1、2センチ間隔で播種(はしゅ)します。種をまいた後は、溝が埋まる程度に薄く覆土し、溝の深さと覆土を均一にすることが重要です。乾燥を防ぐために、種まき後に手のひらなどで軽く押してから、かん水します。水をやると地表が固くなりやすい畑の場合、覆土に市販されている園芸用土などを使用すると良いでしょう。

 ニンジンの間引きは、本葉2、3枚の時に2、3センチ間隔に、5、6枚時に6~10センチ間隔とします。本葉7枚ほどの時期に根の肥大期に入り、ニンジンの長さが決まってしまいますので、作業が遅れないように注意します。間引き後に速効性肥料を追肥し、中耕(土寄せ)することで肥大を促し、青首にならないようにします。

 品種によりますが、夏まきでは播種後100~120日後が収穫期となります。適期を過ぎたり、収穫間際に肥料分や土壌水分が多過ぎたりすると根が割れることがあるので注意します。

 最近は、スティックベジタブルなどのサラダやジュースに最適なカラフルな品種があり、バイオレット、イエロー、クリーム、オレンジなどさまざまな彩り・食味・食感を楽しめます。間引きしたものも料理のアクセントとして使えます。いろいろな品種を組み合わせて、家庭菜園からの楽しみをもっと広げてみてはいかがでしょうか。

(県農業総合研究センター園芸試験場・石山久悦)
2015年掲載分 一覧
2014年掲載分 一覧
文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内8市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2019年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2019年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から