みんなの家庭菜園

[20]病害予防 極力農薬に頼らない

2015年08月20日 掲載
 立秋が過ぎ、暦の上では、春と夏が終わりましたが、今年の野菜の出来はいかがでしょうか。今回は、病害対策の中でも、農薬に頼らない予防策(耕種的な防除)をまとめて紹介します。

 最初に作付け前の排水対策です。畑に雨水がたまると、腐敗性の病害や根や地際部の病害が発生しやすくなります。畑の周囲に、深さ20センチ程度の溝(明きょ)を掘り、排出できるようにしておきます。水はけの悪い畑では、畝(うね)をやや高く(15~20センチ程度)するのが効果的です。

 次に野菜の種類の選定についてです。同じ種類(同じ科)の野菜の連作は避けるのが無難です。根こぶ病などの共通の病害が発生する可能性が高くなります。畑の作付け図を作り、効果的な輪作をしましょう。「ジャガイモ」の後作の「ハクサイ」「エダマメ」と「トマト」などは、前後作として昔から取り入れられています。

 生育期間中のポイントをいくつか紹介します。まず、古い葉や病害の発生した葉や果実は、徹底して除去するようにしましょう。果菜類(トマトやキュウリなど)では特に効果的です。除去した葉や果実を畑に放置すると病害の発生源になるので、必ず畑から持ち出すようにしてください。収穫終了後の残さの処理についても同じです。畑に放置したまま次年度の作付けをすると、特定の病害を増やしてしまうことがあります。株元への稲わらなどの有機物マルチは、雨水の跳ね返りを防ぐことができるため、湿気があると発生しやすい病害の予防になり、夏の乾燥防止にも効果的です。

 株間を十分広げることで日当たりや風通しが良くなり、病害の予防になります。整枝、古い葉などの除去と合わせ、工夫してください。病害予防の基本は、健康な状態を維持することです。株の勢い(草勢)が強くても弱くても病気にかかりやすくなります。良好な状態を維持することによって、病害対策は半減するといっても過言ではありません。バンカープランツ(おとり植物)やコンパニオンプランツ(共栄作物)を利用する方法もあります。極力、農薬に頼らない家庭菜園を目指してください。
(県最上総合支庁農業技術普及課産地研究室)
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