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山形駅前のカラス、周辺に分散か 猛禽類の効果大きく

2017年02月17日 15:09
追い払い実験以降、カラスの姿が減ったことが確認されたJR山形駅前=16日午後5時10分、山形市
追い払い実験以降、カラスの姿が減ったことが確認されたJR山形駅前=16日午後5時10分、山形市
 集団化するカラスの被害対策として、タカなどの猛禽(もうきん)類を使った追い払い実験が行われた山形市のJR山形駅前で、昨年末の実験から16日まで約1カ月半にわたってカラスの群れが姿を消していることが市の調査で分かった。カラスが小集団化し、周辺に分散したとみられるが、追い払い効果は市の想定以上。来年度は新たに小型無人機「ドローン」を使った撃退の実験も計画している。

 実験は昨年12月23~25日に行い、ビル屋上で群れるカラスをタカが追いやる様子が確認された。以降、市は毎日夕方、担当者が目視で様子を確認してきた。

 結果、駅前に個体のカラスはいるが、従来のような大群はほぼ見られていない。市に寄せられる苦情・相談件数も、昨冬の12~3月は毎月5~10件あったが、今冬は12月の実験前に6件があったのみで、以降はゼロになっている。市は「駅前のふん被害なども軽減されたようだ」とし、「追い払い効果は1~2週間と思っていたが、予想以上」と手応えをつかんでいる。

 一方、駅前から追いやられたカラスはどこにいったのか。市は、実験直後の数日は市役所西側の樹木で通常より多くのカラスの群れが確認できたといい、ほかにも身を隠せる樹木がある公園などに分散したとみられる。その後、駅から近い霞城公園で大群が見られるようになった。

 霞城公園内に市が設置しているカラスの箱わなでは捕獲数が増え、2016年度は今月3日現在で181羽(15年度104羽)を捕まえた。11年度の捕獲スタートから過去最多で、同公園に集まる数が増えていることを裏付ける。

 市は来年度も猛禽類による追い払い実験を続ける計画で、新年度予算案に64万円を計上。「完全な駆除ではなく、一定の共存も必要。カラスを分散化させて被害を軽減できるよう、エリアと時期を見極めて効果的な対策を考えたい」と話す。

 一方、ドローンを活用した撃退実験は、国家戦略特区で近未来技術実証に取り組む仙台市との交流事業として計画。ドローンによる産業振興や雇用創出を進める中で、活用事例の一つとしてカラスの追い払いを行う。関連予算は53万円で23日開会の市議会3月定例会に提案する。

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