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北前船寄港地、湊町をぐるり 酒田の歴史や魅力再発見

2017年10月21日 15:16
絵幕の縮図と照らし合わせながら街歩きを楽しむ参加者=酒田市
絵幕の縮図と照らし合わせながら街歩きを楽しむ参加者=酒田市
 北前船寄港地として4月に日本遺産に認定されたことを受け、酒田市で湊(みなと)町の歴史と魅力を再発見する多彩な催しが行われている。先月には3週にわたって認定後初めてとなる講演会とワークショップ、街歩きが繰り広げられた。

 市を中心とした文化都市酒田発信事業実行委員会が主催した。ワークショップと街歩きは市教育委員会の企画で16、23日に行われ、市民17人が江戸時代に思いをはせながら約4キロの行程を歩いた。

 題材は江戸後期に作られた、歴史上の出来事を描いた染め物「塞道(さいどう)絵幕」。街歩きの前段となるワークショップで「酒井侯御安堵祝宴図(さかいこうごあんどしゅくえんず)」を観賞した。1840(天保11)年に、庄内藩主・酒井忠器を領地替えする幕府の命令を、農民らが中止させたことを祝う様子が描かれており、参加者は本間家旧本邸の場所や屋根の造りなどを確認した。

 翌週の街歩きは、酒田商業高跡地発着で日和山公園を経由し中心市街地を回った。多くの船が出入りした新井田川沿いには、物資保管のための蔵が立ち並んでいた。案内人の高橋修・土門拳記念館理事長が歴史を説明すると、参加者は興味深そうに古地図や絵幕の縮図と照らし合わせた。

 蔵の裏側では「川に面した蔵の片側にしか町がつくれなかったから片町という」などと旧町名の由来の解説もあり「なるほど」などと声が上がっていた。参加した同市富士見町1丁目、岡部忠尺さん(65)は「高校時代に通った道だが、ゆっくり回ると発見がたくさんある」と一歩一歩を楽しんでいた。塞道絵幕は市資料館に保存しているが、11月には本間美術館で一般向けに展示する。

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