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時間の流れ、金箔で表現 山形市出身の会津さん、東京で個展

2017年11月15日 15:10
来場者に近作を紹介する会津格さん(右)=東京都内
来場者に近作を紹介する会津格さん(右)=東京都内
 金箔(きんぱく)を画材に、時間の移ろいなどを表現する山形市出身の現代アート作家、会津格(ただし)さん(47)=東京都在住=が、東京都墨田区のイベントスペース「black A」で個展を開いている。東日本大震災を契機に、フィルムからキャンバス地へと表現世界を変えた会津さんは「デジタルではない、手作りの世界観を鑑賞者とシェアしたい」と話す。

 日大山形高卒後、1998年に渡米。ニューヨーク州の大学で写真やシルクスクリーン技法などを学んだ。現地で20年ほど写真、映像分野で活動し、情熱と閉塞(へいそく)感が混在する大都市を切り取った。2002年には、短編映画の監督作品が独ハンブルク国際短編映画祭にノミネートされた。

 帰国後も映像分野に携わったが、震災を機に「塗ったり、重ねたりという手作りの感覚を通じ、自分も抱いた不安感を多くの人と一緒に振り払いたい、と考えるようになった」と現代アートの世界へ。金箔の持つ質感や光沢、劣化の度合いを、過去から未来への時間の流れになぞらえる、表現方法にたどり着いた。

 今回の個展では「Gold・Line」「時間の歯車」などの作品46点を紹介している。折を見て帰省し、山形の光景から作品のイメージを紡ぎ出しているという。入場無料。26日まで(15、16、20日は休み)。

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