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「選挙、必ず勝たねば」表記 鈴木氏秘書「違法性認識あった」

2017年11月22日 07:25
推薦依頼書の文面には鈴木憲和氏の名前や「お力添えくださると共に」など投票を依頼しているとも取れる文言があった
推薦依頼書の文面には鈴木憲和氏の名前や「お力添えくださると共に」など投票を依頼しているとも取れる文言があった
 先の衆院選で公選法で認められていない文書をメール便で有権者に頒布したとして、自民党衆院議員の鈴木憲和氏(35)=県2区=の男性秘書が同法違反(法定外文書頒布)容疑で書類送検された事件で、文書には「必ず勝たねばならない選挙」などと投票を呼び掛ける趣意の文言があることが21日、分かった。男性秘書は県警の調べに対し容疑を認め「違法性の認識はあった」と供述しているという。

 山形新聞が入手した文書によると、「この度、急な解散総選挙となりましたが、三期目に向け、必ず勝たねばならない選挙と考えております」と、先月22日の衆院選を指す文言があった。

 さらに「ぜひご推薦いただき私を再び国政に送って頂(いただ)くべくお力添えくださると共に、ご支援の輪を広げていただけますよう心よりお願い申し上げます」と投票を依頼していると取れる言葉に加え「急な解散のため、まずは書面によることをお許し頂きたく」との記載もあった。

 本文の最後は「厳しい戦いでありますので、何卒(とぞ)、貴社皆様(さま)一人一人の方にも宜(よろ)しくお伝え下さいますようお願い申し上げます」の一文で締めくくっている。当初、選挙戦は接戦との情勢で、陣営側には支持を取り付けることへの焦りと、強い危機感があったとみられる。

 文書が届いた選挙区内の男性団体職員は「今回の解散総選挙について推薦をお願いされたと当然思った。希望の党の登場と排除発言で風向きが変わったため結果的に差が出たが、厳しい選挙との認識があったのではないか」と話していた。関係者によると、文書は選挙区内の有権者に数千通頒布したとされる。

 男性秘書の送検容疑は衆院選公示前の今年9月末から10月上旬にかけ、鈴木氏への投票などを呼び掛けるような文言が含まれた文書数十通を選挙区内の企業や個人事業所宛てにメール便で送った疑い。

県警の選挙違反取締本部解散、警告は計14件
 県警は21日、第48回衆院選の違反取締本部を解散した。県警捜査2課によると、摘発は書類送検が1件で、鈴木憲和氏の秘書による法定外文書頒布と事前運動違反。警告は文書頒布6件、文書掲示5件、戸別訪問3件の計14件だった。警告件数は前回衆院選より6件増えた。

関連写真

  • 封筒に入っていた推薦状。返信用の封筒も同封されていた
  • 鈴木憲和氏陣営から有権者に届いた封筒。左上にメール便を示すシールが貼ってあった(画像を一部加工しています)

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