県内ニュースワイヴァンズ、金沢に連勝
2017年12月17日 16:04
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〈山形―金沢〉第2クオーター、山形の小島佑太がドリブル突破を試みる=天童市・県総合運動公園アリーナ
山形は河野誠司、中島良史、佐藤正成(山形南高出)、伊沢実孝、ウィル・クリークモアが先発した。第2クオーター(Q)終盤にビリー・マクシェパードらが連続得点を挙げ、前半を39-39で折り返した。第3Q立ち上がりにシュート成功率が上がらず先行を許したが、途中出場の高浜拓矢らを軸に反撃した。第4Qはマクシェパードの3点シュートで逆転し、一気に突き放した。 マクシェパードが25得点10リバウンド、クリークモアが14得点、佐藤が13得点だった。1982人が観戦した。 第13節は20日、秋田市のCNAアリーナ★あきたで東地区首位の秋田と戦う。 【評】山形は苦しい時間帯からの連続得点で、逆転勝利を呼び込んだ。10点ビハインドの第3クオーター(Q)終盤、自陣でのリバウンドに体を張り、途中出場の高浜らを軸に得点につなげた。試合を通じた3点シュート成功率は50%。特に第4Qは放った8本のうち7本を沈め、試合の大勢を決めた。 【マッチアップ】10点差逆転、山形連勝 前日の快勝とは全く違った。先行を許す苦しい試合展開をはね返し、今季2回目の同カード連勝を飾った山形の姿に会場は熱気に包まれた。相手をねじ伏せるように勝利したチームにジョセフ・クックエグゼクティブコーチ(EC)も「これから変わっていくはず」と期待を込めた。 中地区上位の力を持つ金沢は、前日の試合から細かく戦術を修正してきた。顕著だったのは山形の軸となる外国人選手への対応。前日に計38得点を奪ったウィル・クリークモアとビリー・マクシェパードに対し、局面に応じ3人掛かりでマーク。山形は第3クオーター(Q)序盤にシュートがリングに嫌われると、得点源のクリークモアが激しいプレスに苦しみ、ビハインドは10点まで膨らんだ。 戦況を変えたのは途中出場したシューティングガード高浜拓矢。ハーフタイムにコーチ陣と「ダブルチーム(2人掛かり)でくれば、外にチャンスがくる」と言葉を交わしていた。自身のスチールから得た好機で、外角から鋭く中へ切れ込んで得点。一気に反撃ムードが高まる。チーム全体でもディフェンスリバウンドからテンポ良くボール回し、相手の守備の狙いを消した。 インサイドへの攻めを見せたことで、第4Qは持ち味である3点シュートが生きた。高浜らが要所で沈め、主導権は完全に山形に。第4Qだけで7本の3点シュートに成功し、試合をひっくり返した。 前日は出番のなかった高浜の活躍といった収穫も多く、試合内容の異なる同一カード連戦を制したこともプラス材料。クックECは「二つの勝利から勝ち方を学べるだろう」と総括した。 交代メンバー頑張ってくれた ジョセフ・クックエグゼクティブコーチの話 前後半の立ち上がりはともにスロースタートだったが、第3クオーター終盤につかんだ勢いのまま、リズムよく放った3点シュートが決まった。交代したメンバーが本当に頑張ってくれた。一度つかんだリードを最後まで守りきったことも評価できる。 関連写真
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