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君の居場所ここにあるよ 南陽バンド連絡協が演奏指導

2018年02月20日 12:59
協議会のメンバーとワークショップ参加者が一緒にステージに立って演奏したクリスマスコンサート=昨年12月10日、南陽市交流プラザ蔵楽
協議会のメンバーとワークショップ参加者が一緒にステージに立って演奏したクリスマスコンサート=昨年12月10日、南陽市交流プラザ蔵楽
 南陽市バンド連絡協議会(嵐田郁夫会長)は本年度、初心者や引きこもりに悩む若者、県外出身の音楽バンド経験者などを対象にした演奏指導(ワークショップ=WS)で、居場所づくりを目指す取り組みを新たに行った。指導を受けた人たちはコンサートで協議会員とステージに立って演奏するなど、交流の輪を早速広げている。

 2012年に結成された同協議会は現在、20代前半から70代まで男女55人(14バンド)の会員がいる。これまで、東日本大震災などの復興支援コンサートや福祉施設での訪問演奏、各種イベント時や花見シーズンを捉えた「ゲリラライブ」などを続けている。

 WSは昨年春、協議会がまちづくりアイデアとして、市の「市民が主役の地方創生事業」に提案し採択されたもので、市から補助金を受けて取り組んだ。嵐田会長(59)は「初心者には気軽に音楽に接することができる環境を、引きこもりなど悩みを抱える人には居場所に加え、音楽活動によって自信を与えてあげたかった」と話す。

 昨年秋にWS参加者を募ったところ、市内の中学生初心者から70代まで6人が集まった。協議会メンバーは11月9日から12月7日まで計5回のワークショップで、ドラム、ギター演奏の基本を指導した。

 練習成果として、12月10日のクリスマスコンサートでは、WS参加者も「スタンド・バイ・ミー」(ベン・E・キング)、「ノーホエア・マン(ひとりぼっちのあいつ)」(ビートルズ)の2曲を発表した。各バンドの演奏に当たっては、照明やマイクの調整などにも協力した。

 「妻の実家がある南陽市に引っ越した直後だったので、南陽でバンド仲間をつくろうとの思いでWSに申し込んだ」と語る東京出身の宮永正道さん(46)=同市三間通=は、「楽器に触れるのは十数年ぶりだったが、好きなビートルズの曲を演奏できて楽しかったの一言。また参加したい」と充実感に浸っている。一緒に演奏した人たちとは、連絡先を交換したという。

 演奏初心者らへのサポートは、コンサートで本年度のゴールを迎えたが、嵐田会長は「人数は少なかったものの、自分の意思で申し込んだこと自体、勇気が必要で素晴らしい行動だった」と評価。「WS参加者の会員登録を促しつつ、新年度も居場所づくりに関する活動をぜひ継続したい」と意気込んでいる。

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