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古文書で知る村木沢の歴史 山形・芸工大生が調査、報告

2018年02月20日 14:30
東北芸術工科大の学生らが調査した村木沢の古文書=山形市村木沢コミュニティセンター
東北芸術工科大の学生らが調査した村木沢の古文書=山形市村木沢コミュニティセンター
 山形市村木沢コミュニティセンターに残る古文書1588点を東北芸術工科大(同市)の学生らが調査し、同センターで18日、報告会が開かれた。同大3年の学生たちが地域住民を前に、江戸時代の年貢の支払いや穀物の貯蔵状況、地域のいさかいとその裁き方などをひもといた。

 2016年から同大歴史遺産学科の竹原万雄准教授と学生約10人が調査を進め、現状記録、番号整理、目録作成を行って情報をデータ化した。

 報告によると、古文書は旧村木沢村役場と四つの民家に収蔵されていたもので、1623(元和9)年以降の、主に江戸時代の文書が多かった。年貢などに関する文書が最多の231点で、次いで飢饉(ききん)に備えるための穀物貯蔵に関する文書が211点。このほか税や土地、戸籍などについて記した文書もあった。

 このうち、江戸時代に須川近辺で旧村木沢村と旧沼木村の間で起きた境界争いに関する文書について詳細に紹介した。1730(享保15)年、洪水によって村木沢村の畑と沼木村の境が曖昧になり、沼木村に作物を荒らされたとして、村木沢村が山形御役所にその対処を求めた内容。13年間で22、23回も対応の願書を出したことや、10年たっても役所の反応がなかったことなどが書いてあるとし、解説した三村真心さんは「役人の交代で(見分後の指示が)停滞したが、幕府領に変わるタイミングで再び動きだし、入札(投票)で解決を図ったことが読み取れた」と争いの背景を伝えた。

 村木沢地区振興会(開沼義勝会長)が主催し、地域住民ら約50人が参加した。

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