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公立高校入試に6500人が挑戦 英語リスニングでトラブルも

2018年03月10日 22:01
1教科目の国語の試験に備える受験生=山形市・山形東高
1教科目の国語の試験に備える受験生=山形市・山形東高
 2018年度の県公立高一般入試が10日、県内各校で一斉に行われ、5教科の筆記と面接試験を実施した。全日制(42校)と定時制(5校)を合わせた志願倍率が0.96倍となった今回、約6500人の受験生が志望校への関門に挑んだ。おおむね日程通りに進んだが、英語のリスニングでトラブルが起きた学校も複数あった。

 全日制の志願倍率については0.98倍で3年ぶりに1倍を下回った。一方、生徒の主体的な学び・探究型学習を推進するため計6校に新設される「探究科」「探究コース」はいずれも高倍率となった。このうち探究科2.98倍の山形東(山形市)では、受験生が1教科目の国語が始まる前まで参考書などに目を通して集中。携帯電話の電源を切ることなどの注意が伝えられ、緊張感した面もちで試験開始を待っていた。

 トラブル関係では、校内放送による英語のリスニングで音声が聞き取れない事案があった。山形北では特別検査室で最初から音声が流れなかったため、受けていた3人が筆記試験後に行った。鶴岡中央(志願者280人)では全ての教室で音声が途中停止した。再開せず、実施した部分まで採点し、残りは全員が正解扱いにすることとした。

 このほか酒田光陵では、受験生1人に英語の問題用紙の欠落があった。すぐに差し替えたがリスニングの一部を解けない状況だったため、採点で不利にならないように対応を検討する。

 11日は山形北音楽科、山形中央体育科で適性検査が行われる。合格発表は17日。

社会の問題に本紙記事が登場
 2018年度県公立高一般入試の社会で、1876(明治9)年の山形新聞を活用した問題が出題された。マスメディアの発達を中心とした日本、山形県の歴史に関する大問中、明治政府が行った廃藩置県の目的を解答する上での関連資料として取り上げられた。

 大問の時代設定は1870~2001年で、県内外の新聞、ラジオ、テレビなどに関する出来事を略年表にまとめている。山形、鶴岡、置賜の3県が合併し、現在の山形県が誕生した1876年に絡み、同年9月に本県で発行された新聞として山形新聞を写真で載せた。本紙創刊号に当たり、3県合併の動きを報じている。

 県発行の資料集から転用した。県教委は「メディアの歴史を出題している中、当時の新聞が分かる物は重要。受験者が歴史に対する関心を高めながら取り組むことに期待した」としている。

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