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県、飛島を3年間集中支援 産学官民連携、来年度から

2018年03月11日 10:05
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 県は、人口減少と少子高齢化の課題を抱える本県唯一の離島・飛島(酒田市)の地域社会を維持、振興するため、2018年度から3年間、集中的に支援する。予算は1億7100万円の計上を予定。渡り鳥の中継地点、トビシマカンゾウなどの植生といった地域資源を活用し、観光や産業など4分野で各種施策を展開する。

 飛島は酒田沖北西約39キロに位置し、面積は2.75平方キロメートル。住民がいる本県唯一の離島だ。山形、秋田両県の鳥海山・飛島ジオパークを形成し、生態系や漁村の生活・文化に特徴がある。

 人口は1940(昭和15)年の1788人をピークに減少傾向をたどる。昭和30年代後半に人口減少、少子高齢化が急速に進み、今年1月末現在の人口は203人。高齢化率は70%を超える。酒田―飛島間の定期船は唯一の公共交通機関だが、冬期間の欠航は島民生活に影響を及ぼす。常勤医師のいない医療を遠隔診療が支えている。

 深刻な人口減少に直面する県は近年、市町村との協働で地域課題を解決し、地方創生を実現する連携強化を前面に押し出している。飛島振興重点プロジェクトは、島民やNPO法人、東北公益文科大、酒田市、県などの産学官民連携で推進する。

 プロジェクトは(1)観光交流(2)産業振興(3)安全・安心、生活環境の充実(4)移住定住促進―の4分野で、県の各部局横断型で重点的に取り組む。観光交流は、平時の観光客、災害時の避難者の両支援機能を持ち、酒田市が検討する複合施設整備を支援。景観や生態系を「歩き」「学び」「体感する」体験プログラムを展開する。

 産業振興では、海藻「アカモク」やトビウオ、イカ、ゴドイモ、かんきつ類などの農林水産物を使った特産品の開発を想定し、新規漁業就業者の育成に加え、飛島の食材を全国発信する「とびしまブランド」化を推進。安全・安心では防波堤整備などの津波対策を強化し、遠隔診療日の増加など生活基盤となる医療の充実を図る。

 移住定住策では、1~4週間や数日間などさまざまな滞在日程を組んだ体験プログラム、インターンシップを展開。移住交流セミナーを開催し、島暮らしの魅力を県内外に伝える。

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