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県立中央病院医師が患者情報パソコン紛失 手術症例など700件

2018年03月13日 09:32
パソコンの紛失の事実を明らかにし、謝罪する細矢貴亮県立中央病院長(中央)=県庁
パソコンの紛失の事実を明らかにし、謝罪する細矢貴亮県立中央病院長(中央)=県庁
 県病院事業局は12日、県立中央病院(山形市)の30代男性外科医が、患者の氏名や手術症例など約700件の個人データが入ったノートパソコン1台を紛失したことを明らかにした。パソコンは他人からのデータの閲覧を防ぐため暗号化されており、情報の流出は考えにくいという。盗難被害に遭った可能性が高いとし、医師は同日、山形署に盗難届を提出した。

 新沢陽英病院事業管理者が県議会厚生環境常任委員会で報告し、細矢貴亮院長が県庁で記者会見を開き経過などを説明した。

 同病院によると、医師は2月27日午後2時半ごろ、中央手術部内の男子更衣室で術衣に着替えた際、ロッカーに白衣とパソコンを施錠して保管した。同8時ごろロッカーから白衣だけを取り出して着替えた後、パソコンをロッカー内に置き忘れたまま施錠せずに退室。翌28日午前8時ごろ、紛失に気付いた。

 更衣室を含めた手術部の施設は看護師が通常、午前7時ごろに解錠し、午前0時ごろに施錠している。日中は職員以外の業者も出入りできる状況にあったという。医師は直属の診療科長に3月1日に報告したが、細矢院長に報告が上がったのは7日だった。

 パソコンには学会発表用の資料として胃がんと大腸がんの2種類の手術症例に関するデータベース、自ら執刀した手術記事など合わせて700件近い個人データが保存。氏名や患者ID、手術部位、術式などの個人情報で、胃がん(約350件)は住所も記載されている。

 ログインの際にパスワードが設定され、内部データも暗号化しているため閲覧される可能性は低いという。

 新沢管理者は常任委の冒頭で「県民の信頼を損ねた。誠に遺憾で患者さんと家族、県民に心配を掛けた」、細矢院長は「管理上、大変な問題だ。個人情報の取り扱いを厳格にしたい」とそれぞれ謝罪した。

 同病院は4月からカードキーでの入室管理システムを導入するなど再発防止策を徹底する方針。関係者の処分などは決まっていない。

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