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「山形緞通」の海外展開を加速 山辺のオリエンタルカーペット

2018年07月10日 12:31
著名なデザイナーと連携した「デザイナーライン」の山形緞通。海外での注目度も高い=山辺町
著名なデザイナーと連携した「デザイナーライン」の山形緞通。海外での注目度も高い=山辺町
 じゅうたんメーカー・オリエンタルカーペット(山辺町、渡辺博明社長)が、個人向けブランド「山形緞通(だんつう)」の海外展開を加速させている。3年目の今年は台湾の経済団体の施設内に展示販売コーナーが常設されることが決まった他、国の補助金を受けて欧州向けの新作開発などに取り組む。

 2013年に立ち上げた山形緞通は、16年度から台湾の商談会やドイツの見本市に出展するなど海外向けにアピール。台湾では商談会を契機に広がった縁で、台中の経済人らでつくる台湾知日協会の新会館内に山形緞通の展示販売コーナーを設置することが決まった。新会館は台中市役所近くに整備中で9月末にプレオープン。愛媛県今治市の今治タオルなど他にも日本の名品が並ぶ予定だ。

 ドイツの見本市ではクルーザーやホテルの内装用の見積もり依頼の他、来場者が個人的に買い求めるケースがあるなど徐々に注目を集めている。こうした中、経済産業省のJAPANブランド育成支援事業の採択を受けてさらなる攻勢をかける。世界に通用するブランド力確立を目指す取り組みを支援する事業で、新製品開発や展示会出展などに関して最大2千万円の補助金が受けられる。

 補助事業には山形緞通を支える染め、紡績、メディア戦略の3社と連携して取り組む。欧州を拠点に活動するデザイナー小林幹也さん(東京)と欧州市場を意識した新作を開発し、3回目となる来年1月のドイツの見本市で発表する。

 今年10月には約1週間かけケルン、ミュンヘン、フランクフルトの主要都市の高級家具店などを巡り、見本市への招待とともに営業活動を展開。貿易実務に関する研修会も開く計画だ。

 同社では戦後から昭和40年代ごろまでは海外輸出していたが、その後の約50年は国内を中心としている。渡辺社長は「今後も会社を発展させ、安定的なものづくりを続けていくためには国内だけで完結すべきではないと考えた」と説明。「海外展開は一朝一夕ではできない。肝を据えて取り組みたい」と語った。

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