県内ニュース羽黒が最終調整「良い状態」 全国高校野球
2018年08月10日 08:21
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練習前に小泉泰典監督(右)の指示を聞く羽黒の選手たち=大阪府豊中市・豊中ローズ球場
羽黒は午後1時から2時間程度の練習で汗を流した。投手陣も含めたシートノック、打撃練習で打球の感触を確かめた。 先月30日に現地に入り。2日間のコンディション調整日を設けるなど、徐々に調子を上げてきた。小泉泰典監督は「大観衆の中でも、いつも通りのプレーをさせたい」、主将の秋保優大は「状態は良い。相手は打のチーム。投手を中心に抑えられるかが鍵になる」と冷静に試合を見据えた。 投手陣の出来が勝負の鍵 初戦で顔を合わせる奈良大付(奈良)はチーム打率4割5分8厘で、地方大会では5試合中4試合で10得点以上を奪った。羽黒はどれだけ失点を抑えられるか、「3本柱」の投手陣の出来が勝敗を左右しそうだ。 長打力のある奈良大付打線は1番宮川寛志、2番植垣裕、3番東郷佑太まで左打者が続き、攻撃の核となる。特に東郷は地方大会で8打点、打率5割超えの強打者。伝統校の天理との決勝では、植垣の安打でサヨナラ勝ちした。勝負強さも光る。 対する羽黒は山形大会同様に、柔軟な継投策で対抗したい。直球に切れのある篠田怜汰と佐藤幸弥の両右腕に加え、左打者対策として左横手投げの金子摩周という手もある。豊富な投手陣を軸に狙い球を絞らせたくない。主将の捕手秋保優大のリードも注目点だ。 両校とも「夏1勝」が懸かる。経験の少ない大舞台で、平常心を保つことは大きなポイントになる。
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