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丸型ポスト盗難…「心に穴」 高畠・昭和縁結び通り商店街、関係者「早く返して」

2018年11月18日 14:04
姿を消した昭和五号館前の丸型ポスト=2014年4月25日、高畠町高畠(ちょうさん提供)
 昭和時代の街並みを再現した高畠町の昭和縁結び通り商店街で、オブジェとして展示していた「丸型ポスト」が姿を消した。朱色の円柱型で時代を感じさせる商店街のシンボル盗難事件。いつもあった場所から無くなってしまった“通りの顔”に、地元住民や関係者は「心に穴が開いたよう」と心を痛め、「早く返してほしい」と訴えている。

 盗まれたのは、1949(昭和24)年頃に登場した鉄製の丸型ポスト1基で、高さ135センチ、直径40センチほどの大きさ。約20年前、関係者が高畠郵便局から、処分予定だったポストを展示用として無償で譲り受けたという。空き家を利用して昭和の茶の間を復元し、昭和グッズ約300点を展示している無人の「昭和五号館」前に飾っていた。

 ポストがないことに気付いたのは、9月8日午後2時過ぎ。昭和五号館を春と秋の年2回掃除している菓子店「おばこや」の高橋初子さん(72)が、草むしり中に異変に気付き、管理する洋品店「ちょうさん」に知らせた。

 同店の長智香子さん(44)がフェイスブックで、ポストの情報提供を呼び掛けたところ、最後に存在が確認できたのは4月22日で、6月9日には無くなっていたという情報が寄せられた。数カ月間、盗まれたことに気付かなかったことに、住民も関係者も「あって当たり前の物だったから」と口をそろえる。通りに盗まれた物と同じ型式の現役ポストが2基あり、長さんは「三つのポストが結ばれて、通りに昭和の雰囲気を生んでいた」と悲しむ。

 昭和五号館では、過去にも展示していた洗濯機や計算機などが無くなっており「不本意だが、今後は展示品をプラスチックで囲うなどの盗難対策を考えるしかない」と運営する昭和縁結び通り振興会の高橋正人会長(66)。それでも「戻って来るかもしれない」とのわずかな望みを託し、今もポストを置いていた石の台座はそのままにしている。

丸型ポストの場所を示す商店街関係者

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