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働き方改革推進へ協調 県内労使首脳懇、納得の結論めざす

2019年02月21日 10:56
春闘に向けて県内の労使代表が意見交換した懇談会=山形市・山形グランドホテル
 県内の経済、商工団体と労働団体の代表による労使首脳懇談会が20日、山形市の山形グランドホテルで開かれた。月例賃金の改善や待遇格差の是正、労働時間の適正化が2019年春闘の焦点となる中、「働き方改革」推進が重要との認識で一致。労使双方が各種課題解決に真摯(しんし)に向き合い、納得できる結論を出すため努力することを確認した。

 県経営者協会、県商工会議所連合会、県中小企業団体中央会、山形経済同友会、県商工会連合会の代表ら7人と連合山形の幹部9人が出席した。

 春闘で連合山形は1万500円以上の賃上げを求めている。連合山形の水戸吉一会長は寒河江浩二県経営者協会長に春季労働交渉の要請書を手渡し「賃金の上げ幅のみならず賃金水準を追求する。全ての職場で時間外・休日労働に関する労使協定(36協定)が適切に締結されるよう取り組みを進める」と語った。連合側からは正社員と非正規社員の格差解消や長時間労働の是正、多様な働き方の実現などを求める声が相次いだ。

 経済・経営団体側は、安藤博章県商工会連合会副会長が「景気回復の実感がない事業者が多い。人手不足に対応するための賃上げができない実態がある」と説明。景気の先行きの不透明感を懸念しながらも「AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)を活用して生産性の向上に取り組んでいかなければならない」(清野伸昭県商工会議所連合会長)「従業員に夢を持って働いてもらうためには労働環境の整備が重要だ」(安房毅県中小企業団体中央会長)「採用に向けて、女性の就労や子育て支援などをアピールしていくことも重要になる」(石川芳宏山形経済同友会副代表幹事)などと職場環境改善の必要性に理解を示す発言が続いた。

 寒河江会長が総括し、賃上げについて「経営者は社員の努力に報いたいと考えているが、企業存続を第一に考える必要がある。その兼ね合いが難しい」とし、賃上げは各企業の利益に基づき判断すべきだと語った。その上で「企業は働き方改革にしっかりと取り組まなければならない。労使が協調し、働きやすい環境の整備や生活しやすくなるような賃金を目指していこう」と呼び掛けた。

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