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寒河江市議選、初の無投票 市民「残念」、当選者も複雑

2019年04月16日 09:51
寒河江市議選の立候補者の第一声を聞く有権者。この後、16人の無投票当選が決まった=同市
 14日告示の寒河江市議選は無投票で16人の当選が決まった。1954(昭和29)年の市制施行以降、市議選の無投票は補選を除き初めて。県内の市では2012年の南陽市以来となる。審判の機会がなかった市民からは「残念」との声が聞かれ、当選者は「今後の活動で信頼を得なければならない」と気を引き締める。

 今回は現職6人が勇退し、現職10人、元職2人、新人4人が立候補した。選挙運動は1日だけで、会社員渡辺博志さん(43)=中央2丁目=は「残念。これからの寒河江をどうするのか立候補者の政策をいろいろ聞きたかった」。団体職員芳賀和泉さん(35)=本町4丁目=も「投票で市民の意見を反映する機会はあった方がいい」と話した。

 当選者は複雑な心境の中、決意を語った。戦わずして初当選となった安孫子義徳氏(59)は「16番目でもいいから投票で信任してもらいたかった」とし「政治に無関心の人が増え、出馬したいという人が減っているのでは」と危惧。自らは新人議員として「より子育てしやすく高齢者が安心して暮らせるまちづくりを進める」とした。同じく新人の月光裕晶氏(40)は「議員としての仕事で皆さんから信頼を得なければならない」と強調。生活道路の安全対策など地域課題改善に向け、住民と市との橋渡しに力を入れるとした。一方で「議員は選挙などにお金がかかり、子育て世代が立候補しにくい」と指摘した。

 ベテラン議員は危機感を示した。75歳と今回最年長で当選5回目となった木村寿太郎氏は「市議会では議員不在の地域を含め報告会を続けてきた。市民に近い開かれた議会づくりを進め、もっと若い人に議員になってもらうようにしなければ」と話した。

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