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藤本さん(東根)が最優秀賞 「看護エピソード」一般部門では本県初

2019年05月22日 12:43
藤本清美さん
藤本清美さん
 日本看護協会などが主催するコンクール「忘れられない看護エピソード」の一般部門で、東根市神町南3丁目の介護福祉士藤本清美さん(42)の「お母さん」が最優秀賞に選ばれた。2度の死産を乗り越え、看護師の励ましを支えに女の子を出産した経験をつづった。同部門での最高賞は本県から初めて。

 藤本さんは不妊治療を続け、15年前に初めて妊娠。だが、赤ちゃんは病気と分かり死産した。翌年、2人目も死産となり、「自分は普通に赤ちゃんを産むことはできないのか」と不安に襲われたものの、翌年に無事、女の子を出産した。

 応募したエピソードでは、死産という苦しい経験をした時、常に寄り添ってくれた女性看護師への感謝を表現した。

 ――2人目を死産した時、ナースから「またおいで! 妹でも! 弟でも! ねっ! お母さん! 信じて! ねっ! 生きてね! お母さん!」と言われた。3人目を妊娠した時もうるさいくらい「お母さん」と呼ばれた。いやだったのに、だんだん心地よい響きに感じてきた。娘たちから「お母さん」と呼ばれると、毎回うれしい気持ちになるのは天国の2人、娘、あと、私を信じて「お母さん」と呼び続けてくれたナースのおかげ!――

 「看護師さんは娘が無事に生まれた時、わざわざ『3人目のお子さん』と言ってくれた。うれしくて泣いた。その言葉が忘れられない」と藤本さん。神奈川県横須賀市出身で、夫が自衛隊勤務のため今春、東根市に転居し、娘は中学1年生となった。「いつも支えてくれた看護師の仕事は素晴らしいと思った。出産は必ずしも喜びだけではない。このエピソードを通じ、多くの人が希望を持ってくれたらと思う」と語った。

 コンクールは看護の日(5月12日)に合わせて行われており、9回目。今年は看護職部門835点、一般部門1794点が寄せられ、脚本家の内館牧子さんらが審査した。受賞作品は同協会のホームページで読むことができる。

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