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山形牛「高級和牛」で販路拡大狙う ASEAN最大級、タイの食品見本市に本県2社

2019年06月20日 09:09
山形牛とイカの加工品を売り込んだタイフェックス2019=タイ・バンコク(県国際経済振興機構提供)
 県内の食品業者2社が県国際経済振興機構と、タイ・バンコクで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)最大規模の国際食品見本市で山形牛とイカの加工品をPRした。特に山形牛はタイ国内への高級和牛としての売り込みを継続しつつ、シンガポールなど周辺諸国にも販路を拡大する狙いがある。

 参加したのは山形県食肉公社(山形市)と山形飛鳥(酒田市)。見本市「タイフェックス2019」は5月28日から6月1日にかけて開かれ、42カ国の2745事業者が出展。輸入商社やスーパー、食品卸売業者、レストランの担当者など134カ国から6万7千人のバイヤーが訪れた。

 同公社の山形牛は12年からタイへの輸出を開始し、13年から同見本市に参加。現地で飲食店を展開する「メルカト」と連携し、格安の和牛とは一線を画す「プレミアム牛」として売り込んできた。18年度の輸出量は1トンと当初の2倍に増えている。一方、他産地との価格競争は激しくなっており、タイ国内で富裕層向けの販売ルートを確保しつつ、周辺諸国へのPRを強める方針だ。

 期間中、タイ以外ではシンガポール、マレーシア、インドネシア、モルディブのバイヤーが興味を示したという。担当者は「味に関する評価は抜群。宗教の問題もあり、販路として現実的なのはシンガポール」と見通す。タイ国内では中華系の富裕層を中心にステーキ用としての需要があり、最終日の販売会ではバンコクの高級市場のバイヤーがブロック買いするなど、好評だった。同機構の漆原意(もと)県産品輸出チーフコーディネーターは「タイ国内に関しては競争が激しくなってきている。富裕層への発信力がある高級市場に定期的に置いてもらうなど、プレミアム和牛としての販売ルートは継続しつつ、周辺諸国にも積極的にPRしていきたい」とする。

 一方、今回初めて本格出品したのがイカの加工品。試験的に出展した昨年に引き続き、若い女性に人気だったという。冷凍イカの刺し身や、塩辛、イカの肝を活用したしょうゆなどをPRした。タイ国内はじめ、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの業者も注目していたという。同機構の高橋徹課長代理は「まずはタイ国内で販路を構築し、アジア全体でも良い話があれば積極的に展開したい」と見通した。

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