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キャンベルさん、同性愛公表 LGBT巡る問題発言の議員批判

2018年08月15日 10:03
インタビューに答える東京大名誉教授のロバート・キャンベルさん
インタビューに答える東京大名誉教授のロバート・キャンベルさん
 自民党の谷川とむ衆院議員による「(同性愛は)趣味みたいなもの」など、性的少数者(LGBT)を巡る一連の問題発言について、日本文学研究者のロバート・キャンベル東京大名誉教授(60)は14日、共同通信の取材に応じ、自身が同性愛者だと明らかにした上で「政治家がこういうことを言うことに幻滅し、危惧も感じる」と批判し、「(性的指向は)自分の中に通底する一つの芯のようなものだ」と述べた。

 「大きな誤解が波及していくと感じ(同性愛者である)自分の立場から批評することが重要だと思った」と語った。近世・近代日本文学研究の第一人者で、テレビのコメンテーターとしてもおなじみのキャンベルさんが、自らの性的指向を明言した上で展開した批判により、LGBTを巡る議論が活発化しそうだ。

 月刊誌の寄稿でLGBTを「『生産性』がない」「性的嗜好の話です」と表現した自民党の杉田水脈衆院議員に対しても「性的指向を『嗜好』と混同させるように書いている。努力で変えられると思っているようだが、『直せばいい』という論理は多くの人の苦しみを助長する」と反発した。

 キャンベルさんは米国生まれ。1985年に来日し、九州大専任講師や東大教授などを経て現在は国文学研究資料館館長。日本人男性のパートナーと20年近く共に過ごし、昨年には米国で結婚もした。職場の同僚や友人には明らかにしていたが、公の場で明言することはなかったという。

 日本社会のLGBTへの態度を「やんわりと遠巻きに見るが、表だっては公認しない。一人一人の当事者の可能性を閉じ込め、開花させない力が働いている」とみる。同性婚をはじめとする諸制度の整備などをどうするのか。「(議員の発言は)悲しい発言ですが、私の発言も含め、一緒に考えていこうというきっかけになればいい」と強調した。
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