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ふんどし姿で福男目指す 岡山・西大寺「裸祭り」

2019年02月17日 00:58
奇祭「西大寺会陽」で、本堂に集まり宝木の投下を待つ大勢の男たち=16日夜、岡山市の西大寺観音院
奇祭「西大寺会陽」で、本堂に集まり宝木の投下を待つ大勢の男たち=16日夜、岡山市の西大寺観音院

西大寺観音院の境内に集まり、「わっしょい、わっしょい」と声を上げ走る白ふんどし姿の男たち=16日夜、岡山市
西大寺観音院の境内に集まり、「わっしょい、わっしょい」と声を上げ走る白ふんどし姿の男たち=16日夜、岡山市
 ふんどし姿の男らが福男を目指し、投下された2本の「宝木」を激しく奪い合う奇祭「西大寺会陽」が16日深夜、岡山市東区の西大寺観音院であり、厳しい寒さの中、約1万人の男らであふれかえった本堂は異様な熱気に包まれた。室町時代から続く伝統行事で「裸祭り」として知られる。2016年には国の重要無形民俗文化財に指定された。今年で510回目。

 午後7時半ごろから、裸に白いふんどしを締めた男たちが「わっしょい、わっしょい」と声を上げながら境内に入った。外国人の姿もあり、冷水で身を清めた男らが本堂でぎゅうぎゅう詰めになりながら開始を待った。

 午後10時、明かりが消えたのを合図に本堂2階の「御福窓」から長さ約20センチの宝木2本が投げ込まれると、待ち構えた男らは一斉に手を伸ばした。宝木を持って境内から抜けた人がその年の福男になれる。

 宝木を取ったグループの一人で、福男になった小学校教員小峰直人さん(25)=岡山市=は「みんなで福を分け合いたい」と笑顔を見せた。

 西大寺では室町時代、配った護符を信者が奪い合ったため頭上から投げ入れるようになり、紙の護符は破れることもあったため宝木に変わったことが起源とされる。
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