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職人の技術を次世代に オリジナルの商品販売

2019年06月25日 17:59
ニットを模した陶器の時計を手にするディレクターの仲川依利子さん=東京都墨田区
ニットを模した陶器の時計を手にするディレクターの仲川依利子さん=東京都墨田区

越前漆器のカードケース=東京都墨田区
越前漆器のカードケース=東京都墨田区

京都市の数珠店と共同開発したお守りにもなる猫の首輪と飼い主向けのピアス=東京都墨田区
京都市の数珠店と共同開発したお守りにもなる猫の首輪と飼い主向けのピアス=東京都墨田区
 「全国の町工場や職人と交流できる場所」を目指し、職人技を生かしたオリジナル商品を販売する「コトモノミチ at TOKYO」が、東京都墨田区にオープンした。運営会社「セメントプロデュースデザイン」(大阪市西区)は、商品開発にも携わる。金谷勉社長は「日本のものづくりを支えてきた職人の技術を、次世代に伝える手助けになれば」と話す。

 店内には越前漆器のカードケースや、京都市の数珠店が猫と飼い主のお守りとして手作りした首輪とピアスなど、ユニークな商品が並ぶ。いずれも同社が工房などと共同開発した品だ。

 愛知県瀬戸市の職人が原型を手掛けた白い陶器の時計は、まるで本物のニットのように見える。ディレクターの仲川依利子さんは「現代の日常生活で使える物、使いたくなる物をモットーに開発しています」と説明する。

 2011年からこうした商品開発による町工場の支援を続けている同社。ヒット商品も生まれ、手応えを感じる一方で、金谷社長は「従業員数人の本当に小さな工場では、デザイナーを招く余裕すらない」と、現状に心を痛めていたという。

 悩んでいる経営者や職人がもっと気軽に同社に相談できる場をつくりたい、との思いから、今年5月に「コトモノミチ at TOKYO」を開設。ワークショップなどを定期的に開催し、消費者や他の職人と交流できる仕組みを整えた。仲川さんは「商品を通じて、作り手の思いにも触れてほしい」と話している。
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